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2025.08.14
ウィッグをつける時は剃らないといけないのか?

1. よくある質問「ウィッグって髪を剃らないといけないの?」

ウィッグの相談を受けていて、ほぼ毎回のように聞かれるのがこれです。
「ウィッグって、やっぱり地毛を全部剃るんですか?」
たしかに、テレビや映画で見る“つるっとした頭にピタッと貼る”イメージが強いですよね。でも結論から言うと——
ほとんどの人は剃らなくてもOKです。
実際、僕の店でも地毛をそのまま残してウィッグを使っている方が8割以上。完全に剃る必要があるのは、ごく一部のケースだけなんです。
2. 剃る必要があるケースってどんな時?
じゃあ、どういう場合に剃るのか。これはいくつか理由があります。
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医療用ウィッグで地肌密着タイプを使う場合
抗がん剤治療などで部分的に脱毛している方や、手術後の影響で髪の量がバラバラな場合は、密着性を高めるために剃ることがあります。 -
フルスキンベースの接着式ウィッグ
これは、ベースが「人工皮膚」になっていて、両面テープや専用接着剤で地肌に貼り付けるタイプ。髪の上だと密着しにくいため、接着面の髪は剃ることが多いです。 -
短髪スタイルで地毛との段差が気になる時
特に横や後ろが短いデザインだと、地毛が伸びてくると境目が目立ちやすくなります。その場合は部分的に刈り上げや剃毛をすることがあります。
でも逆に言えば、この条件に当てはまらなければ、剃らなくても自然に見える方法はたくさんあります。
3. 剃らないで使うメリット
僕は、初めてウィッグを使う人にはできる限り「剃らない方法」をおすすめしています。その理由はシンプル。
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心理的ハードルが低い
いきなり全部剃るって、やっぱり勇気がいります。もしウィッグが合わなかったら…って考えると不安になりますよね。 -
いざという時にやめられる
地毛を残していれば、ウィッグを使わない選択に戻ることもできます。 -
地毛と併用できる
自毛の部分を生かして自然に馴染ませることもできますし、「今日はウィッグなしで過ごす」という日も作れます。
僕の経験上、最初から剃ってしまって後悔したケースって、正直ゼロじゃありません。だから、まずは剃らないスタイルから試すのが安心です。
4. 剃らない場合の注意点とコツ
もちろん、剃らないで使う場合にも押さえておきたいポイントがあります。
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地毛の長さを整える
ウィッグの中で地毛がモコっとしないよう、短めにカットするのがおすすめ。特にトップやサイドはすっきりさせると馴染みやすいです。 -
固定方法を工夫する
インナーキャップを使ったり、コーム・ピン付きのウィッグを選ぶと安定感が増します。地毛を残している分、固定は工夫しましょう。 -
カラーを合わせる
地毛とウィッグの色が違いすぎると境目が目立ちます。自然に見せるなら色合わせは重要です。 -
汗・ムレ対策
地毛がある分、夏場は蒸れやすいです。通気性の良いベース素材や、抗菌防臭加工のインナーキャップを使うと快適です。
このあたりを押さえれば、剃らなくてもかなり自然で快適に使えます。
5. 僕のおすすめ:まずは剃らないで試す
個人的な意見ですが、僕は**「迷ったら剃らない」派**です。
理由は、ウィッグって使ってみないと分からないことが多いから。つけ心地、見た目、手入れの手間…全部体感してから「もっと自然にフィットさせたい」と思ったら、そのときに剃る方法を検討すればいいんです。
実際、最初は剃らずに始めたお客様が「やっぱりもっとピタッとしたい」と言って後から部分的に剃るケースも多いです。逆に、剃らなくても十分自然に見えるから、そのまま続けている人もたくさんいます。
結局は、自分のライフスタイルや優先したいこと次第。
「自然さ」なのか、「楽さ」なのか、「精神的な安心」なのか。
だから、僕としては
ステップ1:剃らずに使ってみる
ステップ2:必要なら部分的に剃る or 完全に剃る
この二段階アプローチが、一番失敗が少ないと思っています。
まとめ
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ウィッグは必ずしも剃る必要はない
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剃るのは特殊なベース構造や医療用、デザイン上の理由など一部のケースのみ
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剃らないメリットは心理的負担が少なく、やめたくなったらやめられること
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剃らない場合はカット・固定・色合わせ・ムレ対策が大事
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まずは剃らずに試してみて、必要なら後から剃るのが安心
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