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2025.08.30
毛量薄めのウィッグって作れるの?
こんにちは。ウィッグ制作を専門にやっている僕ですが、最近よく聞かれる質問のひとつが「毛量を少なめにしたウィッグって作れますか?」というものです。
多くの人が「ウィッグ=ボリュームたっぷりでフサフサ」というイメージを持っているんですが、実際は毛量を調整することも可能なんです。むしろ、ナチュラルに見せたい人にとって“毛量のコントロール”はめちゃくちゃ重要なポイントになります。
今日は僕の経験も踏まえて、「毛量薄めウィッグ」について分かりやすくお話ししていきます。
1. そもそも毛量調整ってできるの?
結論から言うと、できます。
ウィッグはベース(ネットやスキン部分)に髪を1本1本植えて作られています。だから、植える本数を減らせば毛量を薄くすることができるんです。
ただしポイントは「単純に植える数を減らせばいい」わけじゃないということ。全体的に少なくするとスカスカに見えたり、ベースが透けたりする危険があります。そこで僕らプロは、部分ごとに毛量をコントロールします。
例えば…
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前髪は軽めにして透け感を出す
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トップはある程度ボリュームを残して自然な立ち上がりを作る
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サイドや襟足は地毛と馴染むように薄めにする
こういう細かい調整をして初めて「自然に見える毛量薄めウィッグ」が完成するんです。
2. 毛量薄めウィッグが向いている人
僕が実際にお客様と接してきて感じるのは、「毛量薄めウィッグが似合う人」には特徴があるということです。
(1) 地毛がまだある程度残っている人
完全にツルッとした状態よりも、薄毛だけど地毛が残っている人は毛量を抑えた方が馴染みやすいです。ボリュームを盛りすぎると「急にフサフサになった」って違和感が出ちゃいます。
(2) 自然さを第一に求める人
とにかく「バレたくない」という方は毛量薄めを希望されます。僕もよく、「前髪は地肌が少し見えるくらいでいい」と注文されます。これは、実際に多くの男性が自然に年齢を重ねたときの毛量感に近いからです。
(3) ビジネスシーンで使う人
スーツに合わせたい、営業の仕事だから清潔感が欲しい。こういう人も薄め毛量の方が自然で好印象です。逆にボリュームがありすぎると「カツラ感」が強く出ちゃうんですよね。
3. 毛量を薄くするメリットと注意点
毛量薄めウィッグのメリットはたくさんあります。
メリット
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自然でバレにくい:年齢に合った髪の量を再現できる
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軽い付け心地:毛が少ない分、重たさを感じにくい
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お手入れが楽:シャンプーや乾かす時間が短縮できる
実際に僕自身も「毛量を抑えた方が自然に見える」と感じる場面が多いです。特に40代以降の方にはおすすめです。
注意点
ただし注意しないといけないのは「耐久性」。毛量が少ないと摩擦や抜け毛で劣化が早く感じることがあります。また、スタイルによっては薄すぎてセットが決まりにくいことも。
僕の経験上、「自然さ」と「扱いやすさ」のバランスを考えて調整するのがベストです。
4. 実際の制作の工夫
じゃあ実際にどうやって毛量薄めを作るのか? 僕がやっている工夫をちょっとだけ紹介します。
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分け目部分は地肌が見えるように植毛密度を下げる
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生え際は1本ずつ細い毛を使い、地毛っぽさを演出する
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全体の密度は抑えつつ、トップは根元を立たせる工夫をする
さらに、「毛の太さ」や「色」でも自然さは変わります。太い毛ばかりだと密度が少なくても重たく見えるんです。逆に細い毛を多めに使えば“柔らかい薄毛感”が再現できます。
5. 僕のおすすめと結論
僕がいつもお客様に伝えているのは、「毛量は自分の理想像よりも少し控えめにした方がいい」ということ。
なぜかというと、最初に作るときってどうしても“若い頃のフサフサ”をイメージしちゃうんです。でも、それだと逆に浮いてしまう。
毛量を薄めに作ることで、
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自分の年齢に合った自然さが出る
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周囲にバレにくい
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日常生活に馴染みやすい
この3つのメリットを最大限に活かせます。
実際、僕のお客様でも「最初はもっと毛量多めでお願いしたけど、結局薄めに直してもらってから自然に見えるようになった」という方は本当に多いです。
なので結論としては──
毛量薄めのウィッグは十分に作れるし、むしろ自然さを求めるなら積極的に選んでほしい。
まとめ
「毛量薄めのウィッグって作れるの?」という疑問に対して、答えはYESです。
ただし、ただ毛を減らすだけじゃなく、プロの工夫でバランスをとることが大切。
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部分ごとに毛量をコントロールする
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自然さと扱いやすさの両立を考える
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年齢やライフスタイルに合わせる
これがポイントです。
もし今「フサフサすぎて不自然になるのはイヤだ」と感じているなら、毛量薄めウィッグを検討してみてください。僕としては、むしろ“ちょっと控えめ”くらいがちょうどいいと思っていますよ。
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