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2025.09.20

【AGA治療】そもそも必ず髪が生えてくる薬はあるのか??

さて今回は、あなたの疑問についてゆっくりと、そして深くお話したいと思います。

「必ず髪が生える薬はあるのか?」という質問、これは私も含めですが、

実際に多くの方が胸の奥に抱えている切実な想いでしょうね。

まず結論から、率直に申し上げますと、「必ず」髪が生える薬は存在しません

これは医学の世界では当たり前のことです。

なぜなら、人間の体、毛髪は一人一人が異なる複雑なシステムであり、

薬の効果には必ず個人差があるからです。

しかしながら、「高い確率で効果が期待できる薬」というものは存在します。

そして現在、日本皮膚科学会のガイドラインで最高ランクの推奨を受けている治療薬があるんですね。

ただ、繰り返しますが、それもどの程度効果があるかの保証はできないというのは現実です。

現在最も信頼性の高いAGA治療薬について

現在、医学的に効果が証明されている薄毛治療薬は主に3つあります

1. フィナステリド(プロペシア)

  • 効果率: 約80%で脱毛の進行が抑制される
  • 改善率: 1年間で「軽度改善以上」が約58%、「現状維持以上」だと約98%
  • 働き: AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制

2. デュタステリド(ザガーロ)

  • 効果率: 約86%で現状維持以上の効果
  • 改善率: フィナステリドの約1.6倍の発毛効果
  • 働き: フィナステリドより強力にDHTを抑制

3. ミノキシジル(リアップなど)

  • 外用薬効果率: 約60%で発毛効果を実感
  • 働き: 血管拡張により毛根への血流を増加、毛母細胞を活性化

なぜ「必ず」ではないのか?

薬の効果を左右する要因が実に多岐にわたることです。

効果を左右する主な要因:

  • 遺伝的体質: 薬に対する感受性の違い
  • 薄毛の進行度: 毛根が完全に死滅していると復活は困難
  • 年齢: 若いほど一般的に効果が出やすい
  • 生活習慣: 睡眠、食事、ストレス管理
  • 治療継続期間: 最低6ヶ月〜1年は必要

AGAクリニックの専門医によると、治療を開始した方の

 約9割以上が何らかの改善効果を実感 しているというデータがあります。

しかし、それでも残りの約1割の方には期待したほどの効果が現れないのが現実なんです。

「確実性」よりも大切なこと

薄毛治療において大切なのは、「必ず生える」という保証を求めることよりも、

科学的根拠に基づいた適切な治療を、適切なタイミングで開始することです。

なぜなら、薄毛は進行性の症状だからです。

毛根が完全に萎縮してしまってからでは、どんなに優れた薬を使っても復活させることは困難になってしまいます。

治療のポイント:

  1. 早期発見・早期治療: 薄毛が気になり始めたら迷わず専門医に相談
  2. 継続治療: 効果実感まで最低6ヶ月〜1年の根気強い継続
  3. 複合治療: 「守り」(抜け毛防止)と「攻め」(発毛促進)の併用
  4. 生活習慣の改善: 薬だけでなく、栄養・睡眠・ストレス管理も重要

治療薬の現実的な成功率

実際の臨床データを見てみると、適切な治療を継続した場合の成功率は決して低くありません:

  • フィナステリド: 3年間継続で78%の方が軽度改善以上
  • デュタステリド: やや改善以上69.1%、現状維持含めると86.1%
  • ミノキシジル併用: より高い改善率が期待できる

日本皮膚科学会ガイドラインによれば、これらの治療薬は最高ランクのA評価(強く推奨される)を受けています。

避けるべき危険な選択

「必ず生える」という甘い言葉に惑わされて、個人輸入や非正規ルートの薬に手を出すのは非常に危険です。

偽造薬や品質不明な薬による健康被害のリスクが高く、万が一副作用が起きても救済制度の対象外となってしまいます。

最後に

髪の悩みは、その人の人生に大きな影響を与える大きな、重要な問題です。

「必ず生える薬はない」という現実をお伝えしましたが、

お伝えしたいのは、決して絶望的な話ではありません。あきらめるのは早いという事です。

現在の医学では、多くの方に効果的な治療選択肢が用意されています。

大切なのは、科学的根拠に基づいた正しい治療を、信頼できる医療機関で受けることです。

もし薄毛でお悩みでしたら、「必ず生える薬を探す」のではなく、

「自分に最も適した治療法を見つける」という視点で、

ぜひ専門医にご相談されることをお勧めします。

一歩踏み出す勇気が、きっとあなたの未来を変えてくれるはずですから。

そしてまた、『あなたらしいヘアスタイルをつくる』という目的においては、

AGA治療は手段の1つでしかなく、

ウィッグという選択肢もあるという事を覚えておいて頂けると幸いです。それではまた!